植毛後に毛が抜けた?ショックロスと再び生える時期

植毛後に移植毛が抜けるショックロスは、多くの毛が休止期へ移る術後経過です。毛包が残っていれば新しい毛は数か月後に伸び始めますが、赤み・痛み・膿を伴う脱毛は診察が必要です。

植毛の後、植えた毛がいったん抜ける「ショックロス」は、多くの毛が休止期(毛の生長をいったん休む時期)に移ることで起こる、手術後によくある経過です[1]。毛包(毛を作る根っこの部分)が残っていれば、数か月後には新しい毛が伸び始めます。ただし、赤み・痛み・膿(うみ)を伴う抜け方のときは、診察を受けてください[2]。

なぜ、植えた毛がいったん抜ける?

植えた毛は手術の刺激で休止期に入り、毛の軸(目に見えている毛の部分)だけが抜けることがあります。教科書でも、多くの植えた毛が手術後二〜四週間に抜けると説明されています。これまでの研究をまとめた総説(レビュー論文)でも、移植後に休止期へ移りやすいことが報告されています[1][3]。

毛が抜けても、毛包は残っている?

はい、ふつうは残っています。見えている毛が抜けるのと、移植した毛包がなくなるのとは別のことです。ふつうは手術後二〜三か月ごろに、毛包から新しい毛が生え始めます[4]。短期間の見た目だけでは、植えた毛が根付いたかどうかは判断できません。

いつから再び生えてくる?

新しい毛が分かりやすく伸び始めるのは、手術後三〜四か月ごろからです。半年後には変化がさらに見えやすくなります[1]。毛周期(毛が生えてから抜けるまでのサイクル)は毛包ごとに違うため、全部の毛が一斉に同じ長さで生えるわけではありません。

受診した方がよい抜け方は?

強くなる痛み、広がる赤み、膿(うみ)、発熱などがあるときは、「いつものショックロスだろう」と決めつけずに、施術先へ連絡してください。移植した部分の感染は症例報告(実際の患者さんについての報告)があり、毛嚢炎(毛穴の炎症)や感染は、植毛後に起こりうるトラブルとして確認されています[2][5]。

不安な時期に確認するポイント

抜け始めた時期、抜けたのが植えた毛かもともとあった毛か、赤みや痛みがあるかどうかを記録しておくと、診察で伝えやすくなります。薬の開始や中止は自分で判断せず、経過の写真と頭皮の状態を医師に見せて、個別に判断してもらいましょう。

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