膣縮小のクリニック、何を見て選ぶ?「必ず締まる」より、正直な説明ともしもの備え

膣縮小を受けるなら、悩みの原因を診たうえでほかの方法も説明してくれるか、使う製品とトラブルのときの備えを示してくれるかで選びましょう。女性の性器を整える美容目的の施術は、安全性や長い目で見た結果について、確かな根拠がまだ乏しいと指摘されています。

膣縮小を受けるなら、悩みの原因を診たうえでほかの方法も説明してくれるか、使う製品とトラブルのときの備えを示してくれるかで選びましょう[1][2]。女性の性器を整える美容目的の施術は、安全性や長い目で見た結果について、確かな根拠がまだ乏しいと指摘されています[1]。「必ず締まる」と言い切る宣伝には注意が必要です[1]。

根拠の限界まで、正直に話してくれる?

まず見たいのは、良い面だけでなく、分かっていないことも話してくれるかです。この分野では、誤解を招く宣伝が問題になっていると指摘されています[1]。

ヒアルロン酸の膣縮小の研究も、少人数で短い期間のものが中心です[3]。入れたヒアルロン酸は9〜12か月ほどで吸収されると考えられていて、効果は永久ではありません[3]。

ほかの方法と比べて、説明してくれる?

ヒアルロン酸の注入は、選択肢の一つにすぎません。手術(膣形成術)は、膣の後ろ側の余った粘膜を切り取り、筋肉を寄せ直して膣を狭める方法です[4]。

レーザーや高周波(RF)の機器を使う方法もありますが、アメリカの食品医薬品局(FDA)は2018年に、こうした機器による「膣の若返り」に注意を呼びかけました[5][6]。当時、膣のゆるみや乾燥などに対して承認や認可をした機器はない、と述べています[5]。

機器の研究をまとめた報告では、59の研究(3609人)で症状の改善や高い満足度が報告されています[7]。一方で、多くは少人数で追跡の短い研究で、主な学会も、質の高いデータがそろうまで慎重に使うよう求めています[6]。

起こりうるトラブルを、具体的に話してくれる?

膣を狭める施術では、狭くしすぎて性交のときに新たな痛みが出る可能性があります[1]。レーザーなどの機器では、膣のやけど、傷あと、性交時の痛みが報告されています[5]。

レーザーで締める施術を受けても良くならず、のちに手術を受けた3人では、膣の粘膜が傷あとのように硬くなったり、もろくなったりしていて、手術が難しくなっていました[8]。あとで別の治療を受ける可能性も考えて、説明を聞いておきましょう。

使う製品と、清潔な環境をはっきり示してくれる?

ヒアルロン酸は、製品によって硬さや固め方(架橋)が違います[9]。安全性の根拠が十分にある承認済みの製品を選ぶことと、清潔な環境で注入することが大切だとされています[2]。

医療の訓練を受けていない人による施術が、合併症の増加に関係している可能性も指摘されています[9]。誰が注入するのか、どの製品を使うのかは、遠慮せずに聞きましょう。

もしもの時の対応は、決まっている?

まれですが重い合併症として、ヒアルロン酸が血管に詰まり、皮膚のただれや命に関わる状態につながった報告があります[10]。感染や、菌のいない膿のたまり(無菌性膿瘍)が起きることもあります[9][2]。

ヒアルロン酸は、溶かす薬(ヒアルロニダーゼ)で元に戻せることが利点です[9]。異常が出たときにすぐ連絡できるか、溶かす薬の準備があるかを確かめておきましょう。

クリニックを比べるときの目安

カウンセリングのあと、次の4つが説明されたかを振り返ると比べやすくなります。

根拠が少人数・短期間の研究にとどまること[3]

手術や機器を含めたほかの方法との違い[4][5]

狭くしすぎによる痛みなど、起こりうるトラブル[1]

使う製品と、異常が出たときの対応[9][2]

最後は、自分の悩みの診察で決まる

悩みが「ゆるみ」なのか、乾燥や痛み、尿もれなど別の原因なのかで、合う方法は変わります[6]。これは記事だけでは判断できません。

診察では、ゆるみの程度、お産の経験や今後の予定、乾燥や痛みの有無を伝え、どの方法が自分に合うかを医師と確認しましょう。

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