ウルトラフォーマーMPT、カートリッジの深さで何が変わる?たるみのある層で選ぶ当て分け

ウルトラフォーマーMPTのような超音波のたるみ治療(HIFU)では、カートリッジの深さで温める層が変わり、1.5mmは皮膚の浅い層、3.0mmは皮膚の深い層、4.5mmは皮膚の下の筋膜(SMAS)が目安です。研究では、深い4.5mmと浅めの3.0mmを組み合わせて当てる方法が多く使われています。

ウルトラフォーマーMPTのような超音波のたるみ治療(HIFU)では、カートリッジの深さで温める層が変わり、1.5mmは皮膚の浅い層、3.0mmは皮膚の深い層、4.5mmは皮膚の下の筋膜(SMAS)が目安です[1]。研究では、深い4.5mmと浅めの3.0mmを組み合わせて当てる方法が多く使われています[2][3]。ウルトラフォーマーMPTという機種そのものを比べた研究は今回見つからず、ここでは同じ種類の超音波機器の研究で説明します。

カートリッジの深さで、何が変わる?

深さが違うと、熱が集まる層が違います。1.5mmは真皮(皮膚の本体)、3.0mmは真皮の深いところ、4.5mmは皮膚の下とSMASと呼ばれる筋膜の層をねらいます[1]。

深いところに届くカートリッジほど、使う超音波の周波数が低くなります[4]。真皮から筋膜までを温める超音波は、ゆっくり自然に変わっていくのが特徴とされています[5]。

深さを組み合わせると、どのくらい変わる?

研究の多くは、深い層と浅い層の両方に当てています。4.5mmのあとに3.0mmを当てた10人の研究では、90日後に医師が80%の人で改善を認め、本人の90%が良くなったと答えていました[2]。

4.5mmと3.0mmのカートリッジを使った20人の研究では、3か月で70%の人にはっきりした引き締まりが見られました[3]。顔の下半分の体積は、当てた側で0.29mL減り、当てていない側では0.42mL増えていました[3]。

どちらも少人数の研究で、どの深さの組み合わせが一番よいかを比べたものではありません[3]。

浅いカートリッジなら、安全?

浅いほど安全、とは限りません。あごから首への治療では、浅い3.0mmのカートリッジのほうが副作用が出やすかったという報告があり、周波数の高いものほど組織を傷めるリスクがあると指摘されています[6]。

同じ研究では、皮膚の表面に傷ができた人が6.67%いて、1週間ほどで治っていました[6]。1.5mm、3mm、4.5mmのカートリッジを使った研究全体では、脂肪がやせる、水ぶくれ、内出血、色素沈着、むくみなどが報告されています[7]。

目のまわりに当てたあと、目を傷めた例もあります[8]。目の近くに当てるかどうかは、事前に必ず確かめましょう。

痛みや回数の目安は?

痛みの感じ方は研究によって幅があります。麻酔の飲み薬や注射なしで当てた研究では、痛みは10点中3.00点でした[3]。別の研究では、治療中の痛みは軽〜中くらいで、治療後の痛みは多くが2日ほどで引いていました[5]。

一方で、HIFUのいちばんの欠点は強い痛みだと書いている総説もあります[9]。回数は多くの場合1〜2回で足り、そのあと高周波(RF)治療で保つ方法も紹介されています[9]。

超音波が向く人・向かない人は?

向いているのは、たるみが軽く、顔のボリュームの減りが目立たない人です[10]。日本美容外科学会の指針では、HIFUはしわやたるみに有効な一方、効果は手術や注入には及ばないとされています[11]。

頬がこけている、たるみが強いといった場合は、超音波だけでは足りないことがあります[10][11]。

自分に合う当て方は、診察で何を確かめる?

たるみが皮膚の浅い層にあるのか、深い層にあるのかで、使うカートリッジの組み合わせが変わります[1]。これは鏡だけでは分かりにくく、実際に診てもらう必要があります。

診察では、どの深さのカートリッジをどこに当てるか、頬の脂肪の量、目の近くに当てるかどうか、痛みへの対策を確認しておきましょう。

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