ボルベラXCとレスチレン、唇に入れるならどこが違う?

唇のヒアルロン酸は、ボルベラXCとレスチレンLを比べた試験で、3か月後の見た目の改善はほぼ同じくらいでした。差が出たのは本人の実感で、「ふっくらした」と答えた人はボルベラXCが73.8%、レスチレンLが59.8%でした。

唇のヒアルロン酸は、ボルベラXCとレスチレンLを比べた試験で、3か月後の見た目の改善はほぼ同じくらいでした[1][2]。差が出たのは本人の実感で、「ふっくらした」と答えた人はボルベラXCが73.8%、レスチレンLが59.8%でした[1]。一方で、ボルベラXCと同じ作り方の製剤は、遅れて出るしこりが多い可能性も指摘されています[3]。

唇用のヒアルロン酸は、何が違う?

大きな違いは、ジェルのかたさと作り方です。ボルベラXCは1mLあたり15mgのヒアルロン酸で、なめらかでやわらかいジェルです[1][4]。

レスチレンLは1mLあたり20mgで、作り方の違う製剤です[4]。唇用には、ほかにレスチレンシルクやレスチレンキスなども承認されています[4][5]。どちらの系統にも、痛みをやわらげる麻酔薬(リドカイン)を混ぜた製品があります[1][4]。

効果と持ちの目安は、どのくらい違う?

医師の評価では、3か月後に改善した人はボルベラXCで80〜84%、レスチレンLで71〜81%でした[1]。ボルベラXCの効果は、1年後まで続いていました[2]。

持ちの目安は、ボルベラXCとレスチレンLがどちらも12か月、レスチレンシルクは6か月とされています[4]。同じシリーズで少しかためのボリフト(VYC-17.5L)は、18か月が目安です[4]。

ただし、唇のヒアルロン酸の研究22本をまとめた総説を見ても、どの製品がいちばん良いかは決まっていません[6]。持ちには個人差があり、目安どおりに続くとは限りません。

腫れやしこりのリスクに違いはある?

すぐに出る腫れは、どちらでもよく起こります。比べた試験では、腫れはボルベラXCで168人中159人、レスチレンLで56人中54人に見られました[7]。多くは時間とともに引いていきます[7]。

気をつけたいのは、時間がたってから出るしこりや炎症です。ボルベラXCと同じ作り方の製剤は、ほかの製剤より遅れてしこりができやすい可能性があると指摘されています[3]。唇と目の下に入れた400人の記録では、4.25%で炎症がくり返し長引きました[3]。

まれですが、元に戻らない重い合併症も報告されています[7]。注入のあとに強い痛みや皮膚の色の変化が出たら、すぐに施術したクリニックへ連絡してください。

自分に合う製剤は、どう選ぶ?

選ぶ基準は「どんな唇にしたいか」です。

薄い唇を自然にふっくらさせたい:やわらかいボルベラXCが使われることが多い[1]

形をはっきり整えたい:中くらいのかたさで形を作りやすいボリフトという選択もある[8]

遅れて出るしこりが心配:作り方の違う製剤を選ぶ考え方もある[3]

同じ製剤でも、入れる深さや量、打ち方で仕上がりは変わります[8]。製品名だけで選ばず、どんな唇を目指すかを先に医師と共有しましょう。

2回目以降は、どう変わる?

1年後にもう一度入れた120人の研究では、追加した量は平均0.95mLでした[2]。再注入のあとも、腫れなどの反応は初回と同じように出ています[2][7]。

診察で確かめたいことは?

どの製剤が合うかは、唇の厚みや形、口元のしわの有無、前に受けた注入で変わります。記事だけでは、自分の唇にどの製剤をどれだけ入れるのが合うかは決められません。

診察では、使う製剤の名前と量、腫れが引くまでの目安、しこりや炎症が出たときの対応、溶かす酵素(ヒアルロニダーゼ)で対処できるかを確かめておきましょう。

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