あご先のヒアルロン酸、ボラックスXCとボリューマXCどっちを選ぶ?

あご先をしっかり前に出したいならボラックスXC、皮膚が薄い人や控えめな変化ならボリューマXCが候補になります。ボラックスXCはかたくて形がくずれにくく、同じ悩みでもボリューマXCより少ない量で形を作れると報告されています。

あご先をしっかり前に出したいならボラックスXC、皮膚が薄い人や控えめな変化ならボリューマXCが候補になります[1]。ボラックスXCはかたくて形がくずれにくく、同じ悩みでもボリューマXCより少ない量で形を作れると報告されています[1]。ただし2つを直接比べた試験はなく、使い分けは専門家の経験にもとづく提案です[1]。

ボラックスXCとボリューマXCは、何が違う?

いちばんの違いは、ジェルのかたさです。ボラックスXCは1mLあたり25mg、ボリューマXCは20mgのヒアルロン酸を含み、形を保つ力(G′)は665と398で、ボラックスXCのほうがかためです[1]。

ボラックスXCは、注射できるプロテーゼのような性質を持ち、筋肉の力が強いあご先やフェイスラインに向きます[1][2]。ボリューマXCも、あご先を出す目的で効果と安全性を確かめた試験があります[3]。

使い分けの目安は?

入れる深さと、皮膚の厚さで分けるのが基本です。骨のすぐ上にはボラックスXC、筋肉の上の浅めの層にはボリューマXCを使う、という提案があります[4]。

皮膚がとくに薄い人や、脂肪が少ない人には、やわらかいボリューマXCを選ぶ医師もいます[1]。ボラックスXCを使うと、痛みや腫れ、表面のでこぼこが出やすくなる可能性があるためです[1]。

量にも注意が要ります。ボリューマXCと同じ量のボラックスXCを入れると、入れすぎや押したときの痛みにつながるおそれがあると書かれています[1]。

効果と持ちの目安は、どのくらい?

あご先が下がっている人119人の試験では、3か月後に本人の91.8%が「よくなった」と答えています[5]。あご下とフェイスラインへの満足は、3か月で95.3%、12か月で86.3%の人で上がっていました[5]。

あご先では、少なくとも18か月効果が続いたと報告されています[2]。専門家の経験では24か月以上続くことが多いものの、筋肉がよく動くあご先は、鼻などより持ちが短くなりやすいとも書かれています[1]。

プロテーゼや骨切りと比べると?

ヒアルロン酸は、手術の代わりの選択肢の一つです[2][6]。あご先が強く下がった人でも改善した試験があり、手術を受けずに整える方法の裏づけになっています[6]。

手術では、シリコンなどのプロテーゼを入れる方法と、骨を切って動かす方法があります[7]。骨を切る方法では、骨を足してあごの縦の長さを伸ばすこともできます[7]。ヒアルロン酸と手術を直接比べた試験は、ここで紹介する資料にはありません。

ヒアルロン酸は、溶かす酵素(ヒアルロニダーゼ)で分解できるのが大きな違いです[1]。一方で、時間とともに吸収されるため、続けるには入れ直しが必要です[1]。

リスクに違いはある?

腫れや痛みなど注入直後の反応は、多くが軽くて一時的でした[6]。一度に大きなかたまりで入れたり、浅く入れすぎたりすると、触れて分かるしこりが出やすくなります[1]。

ボリューマXCとボラックスXCを同時に入れた人で、ボラックスXCの部分だけに遅れて炎症が出た報告もあります[8]。あご先に一度に4mLを入れていて、溶かす酵素で症状はすぐにおさまりました[8]。注入のあとに強い痛みや皮膚の色の変化が出たら、すぐに施術したクリニックへ連絡してください。

診察で確かめたいことは?

どれが合うかは、あご先の下がり具合、皮膚の厚さ、顔全体のバランス、手術も考えるかどうかで変わります。記事だけでは、自分のあごにどの製剤をどれだけ入れるのが合うかは決められません。

診察では、使う製剤と量、何回に分けるか、持ちの見込み、腫れたときの連絡先、溶かす酵素で対処できるかを確かめておきましょう。

もう少し詳しく聞いてみる